2006年09月28日
アマルガムは子どものIQを低下させるか?
歯の治療に詰め物として使われるアマルガムには大量の水銀が含まれています。これが健康や発達に悪影響を及ぼさないかどうかを心配する声もあります。その点を考慮して、実際にアマルガムを詰めた子と詰めない子の集団を比較した調査報告が今年の4月に発表され、北米の新聞でも報道されました。続きを読む
2006年09月21日
英: 自閉症スペクトラムは100人に一人?
今年の夏、子ども100人に1人は自閉症という報道が英国を賑わしました。新しい調査報告が専門誌に載り、それを一般新聞が報道した記事です。
ネットでも検索すればいくつか見つかりますが、そのうちの一つである『スコッツマン』紙に掲載された記事へのリンクを示しておきます。
Lindsay Moss. "Autism may affect one in 100 children."
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ネットでも検索すればいくつか見つかりますが、そのうちの一つである『スコッツマン』紙に掲載された記事へのリンクを示しておきます。
Lindsay Moss. "Autism may affect one in 100 children."
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2006年09月07日
英: 脳内の遠距離回線が繋がりにくい
自閉症児の脳内を電話回線にたとえてみると、地域回線が密なのに対して遠距離回線が繋がりにくい状態にあるという見方が『タイム』誌の特集の中で触れられていました。この遠距離回線に関する研究を、米国のネット新聞で4月に発表された記事までさかのぼって紹介します。
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2006年08月31日
2006年08月29日
自閉症児は175人に一人: CDCの調査
米国で自閉症児がどのくらい存在するのか、初めて全米規模の調査が行なわれ、結果を伝える報道が2006年の5月5日ロイターから流されました。米国では沢山のネット新聞に掲載されています。続きを読む
2006年08月26日
また自閉症児の腸から麻疹のウイルス
MMRワクチン (新3種混合ワクチン) を接種してから腸炎を起こし、退行して自閉症と診断された子どもたちの腸を米国の研究者が調べたところ、被験者の85パーセントで麻疹のウイルス、それもMMRワクチンに使われている種類のウイルスが発見されたという報道が、5月28日、英国の新聞『デイリー・テレグラフ』に載りました。
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2006年08月19日
カナダ: ヴァンクーヴァー響を愛した自閉症者・活動家
デヴィッド・コーエンさんという自閉症者が今年のはじめに脳腫瘍で亡くなりました。61歳でした。ヴァンクーヴァーの音楽関係者や政治関係者のあいだでは有名な人物で、ヴァンクーヴァー交響楽団による追悼演奏も行なわれました。カナダのネット新聞に載った3月30日の記事から紹介します。
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2006年08月12日
自閉症の診断が増えたのはカテゴリーの変化のせい?
昔は非常に珍しい存在だった自閉症と診断される子どもの数が90年代に米国で急増した理由の一つとして、かつてはMR (知能の発達の遅れ) やLD (学習困難) と診断されていたタイプの子どもたちが自閉症と診断されるようになったのではという仮説があります。今年の4月に発表されたポール・シャタック先生の論文も、そう主張していました。自閉症児が増えているように見えるのは診断のカテゴリーが代わっただけで、実際の数はそれほど変わっていないのではと言う仮説です。
この仮説に反論する記事も発表されています。続きを読む
この仮説に反論する記事も発表されています。続きを読む
2006年07月30日
NBCとオーティズム・スピークス
米国には自閉症関係の団体が沢山あります。その中でも非常に新しいけれど、マスメディアでの認知度が非常に高いと言える団体が Autism Speaks [オーティズム・スピークス] です。今後、米国で自閉症に関する何らかの動きがあるばあい、この団体の動向が大きな影響力を持つ可能性は高いです。このオーティズム・スピークスについて、基本的なことを紹介しておきます。続きを読む
ラベル:オーティズム・スピークス
2006年07月15日
テンプル・グランディン教授、自閉症の言葉について語る
自閉症でありながら動物科学で博士号を持ち、屠殺場の設計や自閉症に関する著作で知られるテンプル・グランディン教授 (コロラド州立大学) は、社会への適応に成功した自閉症者として最も有名な人物と言えるでしょう。そのグランディン教授が言葉について語った記事が公開されました。NPR (National Public Radio) という米国のラジオ局が番組を文字にした頁です。
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