2006年01月03日

世界自閉症会議は2006/10/30-11/02ケープタウン

第2回の世界自閉症会議と世界自閉症展 (World Autism Congress & Exhibition) が今年の10月30日から11月2日まで、南アフリカのケープタウンにある International Convention Center [国際コンヴェンション・センター] で予定されています。

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2006年01月01日

2006年は国際アスペルガー年

ハンス・アスペルガーは、自閉症とそれに類する症例の先駆的な研究をオーストリアで行なった精神科医で、[100回目の]誕生日が2006年2月18日です。

つまり、今年はアスペルガーの生誕100周年です。

アスペルガーによる研究はドイツ語で発表されたため、限られた専門家のあいだでしか知られていない時期が長く続きました。その資料を調べた英国のローナ・ウィング博士が英語の論文を発表し、自閉症の一種、あるいは自閉症に近い症候群としてアスペルガー症候群が国際的に認知されるきっかけになったのが1981年です。

つまり、今年はウィング論文の発表25周年です。

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2005年12月28日

PR4A: マレーシアの自閉症児親の会 -

マレー語で Persatuan Sumber Autisme Ibubapa、英語で Parents For Autism Association (PR4A) という親の会がマレーシアで活動しています。ホームページの方は Parents' Resource for Autism Malaysia (PR4A) という名前で運営されています。連絡先はクアラルンプールです。



主にABA、特にロヴァース式やAVBなど、教育的な早期介入に対して熱心な団体です。11月にはRDIの講習会も開かれました。



会員になると、専用頁にIDとパスワードを入力し、会員限定の頁を閲覧できます。メーリング・リストもあります。

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2005年12月18日

ドキュメンタリー: 登場したお子さんに密着取材

来年の4月にPBSで放送予定のドキュメンタリー Finding the Words に関して『クロニクル』紙に載ったもう一つの記事です。こちらは、自閉症からの回復例として登場したハムザ君という男の子の御一家を密着取材し、専門家による懐疑的な意見も交えて報道しています。2005年11月13日の記事です。

リンク先には4枚の小さな写真があり、クリックすると拡大されます。その下にある "more" という単語をクリックすると、もう一枚の写真も閲覧できます。

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2005年12月17日

ドキュメンタリーを製作したお母さん

『サンフランシスコ・クロニクル』紙では、Finding the Words に関する記事を二つ発表しています。

"Getting Our Children Back" [子どもを取り戻す] という記事は11月13日に掲載されました。この映画を製作したエリザベス・ホーンさんについてです。

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2005年12月16日

ドキュメンタリー: 自閉症から回復した子どもたち

以前に速報で少しだけ紹介したんですが、2006年の4月に米国PBSで放送予定のドキュメンタリー作品をネット上で紹介した頁があります。題名は Finding the Words [言葉を見つけて] です。



何年か前に自閉症か、それに近い症候群であるという宣告を受けた5人の子どもとその親たちに焦点をあて、家族の試行錯誤と、回復への道のりを、さまざまな専門家の意見を交えつつたどる内容らしいです。



予告編の映像・音声も視聴できます。



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2005年12月14日

Auties.org: 自閉症者による自閉症者への就職支援

自閉症に対する世の中の理解が広まるのを待つのではなく、自分たちで仕事を見つけたり、自閉症に理解のある職場を紹介する国際的な団体として活動を始めたのがAuties.orgです。



オーストラリア、ギリシャ、インド、インドネシア、英国、米国などで、自閉症に理解のある職場の一覧が公開されています。



自閉症者の方から働き手として売り込むことも可能です。そのばあいは登録が必要です。医師から正式に自閉症という診断を受けていなくても、同じ特徴を共有している人の申し込みは受け付けているようです。定型発達の人で、自閉症者への社会進出を手伝いたいという人も歓迎しています。

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2005年12月09日

世界自閉症調査 2005

英国の自閉症協会 (The National Autistic Society) では、2005年の9月に開かれた国際大会で、自閉症の当事者、親、専門家を対象にした世界的なアンケート調査 The World Autism Survey 2005 を始めました。

英語を読めるかたであれば、ネット上で調査に協力できます。そんなに長くはかからないと思います。住んでいる国、地域、郵便番号、人口なども訊かれます。苦労した症状や、効果のあった介入、受けた検査の種類なども訊かれます。

興味のあるかたは、以下のリンクへどうぞ。


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2005年12月04日

WAO, WOA, OMA: 世界自閉症機構

世界自閉症機構という団体を知っていますか?

英語では World Autism Organization、略称WAOです。

ドイツ語ではWeltorganisation für Autismusで、略称WOAです。

フランス語で L'Organisation Mondiale de l'Autisme、スペイン語で La Organización Mundial de Autismo、イタリア語で L'Organizzazione Mondiale per l'Autismo、ポルトガル語で Organização Mundial do Autismo です。略称はみなOMAです。


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2005年11月19日

ショッキングな広告: 新路線に対して

きのう紹介した Getting the Word Out [この言葉を社会へ] という米国自閉症協会の新路線頁に対して、この新路線を強く意識した個人による頁が Getting the Truth Out [この真相を社会へ] です。玄関の頁が表示されたら "Enter" を選んで奥へ入って下さい。そこから先は "Next" を選ぶことで進んでいけます。



自閉症協会と違い、個人が製作・公開している頁ですが、こちらの方が内容は興味ぶかいです。青年期か成人と思われる自閉症の女性の白黒写真に文章の解説が付き、保護者の立場としてそれがいかに悲惨な症候群であるかが、まず説明されます。自傷対策のヘルメット、会話のかわりに使われるコミュニケーション用の機械、寝転がって小さなブロックに見とれる様子、何時間も座ったまま何もしない様子、幼い頃の様に膝をたてて座り、おむつが見えている様子、さまざまな療法を行なったけれどいまだに自閉症で、手をひらひらさせる様子が示され、この厳しい現実を世間に伝えなければという訴えが述べられます。

そして、音声言語を使えない自閉症者の内なる声を説明する頁に入ります。ここから先は意外な展開となります。いわゆるネタバレですからご注意ください。



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2005年11月18日

ショッキングな広告: 米自閉症協会の新路線

子ども166人に一人が自閉症と診断されるようになった米国では、それだけの子どもたちが自閉症者として一生を送ることに対して危惧する声が出ています。これまでの報告では、IQの高い低いに関わらず、自閉症者のほとんどは職業を持つこともなく、成人してからは施設で過ごす例が多いからです。何十年にもわたって支援を続ける資金を誰が出すにせよ、米国全体では莫大な金額になります。

そういう将来の困難を少しでも軽減させるために必要なのは早期発見と早期教育であり、そのために自閉症の大変さを多くの人に知ってもらう広報活動を米国自閉症協会 (Autism Society of America) が展開しています。それが Getting the Word Out [この言葉を社会へ] です。

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2005年11月16日

ASDは150人に一人: 2001年の論文

権威ある学会誌に載った論文の多くはネット上の閲覧も有料ですが、何年かたつと無料になることもあります。90年代後半から21世紀初頭に発表された論文の中にも、無料公開になったものがあります。(それより古い論文は電子化されていないことが多いです。)

そういう無料公開論文の一つで、米国ニュージャージー州のブリック・タウンシップという町で行なわれた大がかりな調査報告があります。これは自閉症の発症率について、それまでの認識を改めるきっかけとなった報告です。米国小児医学会 (AAP) で発行しているPediatricsの2001年11月号に載りました。



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2005年11月12日

Autism2005 終了

もともと10/17から10/21までのネット会議でしたが、掲示板での議論は11/11まで続きました。ドナ・ウィリアムズさんがあちこちの掲示板で興味深い発言をしていました。

水銀関係は最初から敵意に満ちた質問が出ており、サリー・バーナードさんもデヴィッド・カービーさんも質問には一切答えませんでした。フロアの出席者同士で感情的な衝突もありました。分科会として発言の多さが目立ったのはアスペルガー関連です。

「そのほかの方法」という分科会で唯一予定されていた音楽と言語の認知に関する発表は、とうとう公開されなかったようです。

以下、海外自閉症情報での記事へのリンクです。

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2005年11月10日

Autism2005: サヴァン症候群

この分科会で行なわれた発表は一つです。講師はウィスコンシン大学の教授で、サヴァン症候群の研究を40年近くしてきたダロルド・トレファート博士です。博士は映画『レイン・マン』制作時に助言者の一人でした。

サヴァン症候群というのは、知能の発達全般において顕著な遅れがあるのにカレンダー記憶や計算、絶対音感などで非凡な能力を示す状態です。

発表の内容は多岐に渡っており全体像を手短かに紹介することはできませんが、「イディオ・サヴァン」[idiot savant] という仏語の名称を使わなくなった理由を説明している箇所が印象的でした。「イディオ」という単語は当事者に対する敬意を欠く表現です。また、この単語は19世紀の精神医学における定義でIQが20未満であることを示していました。それに対して、カレンダー記憶などの非凡な能力を示す人はIQが40以上に限られています。ですから、この古い名称はやはり不適切というわけです。



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2005年11月09日

Autism2005: 発症率

発症率の分科会で行なわれた発表は一つです。

英国出身でカナダのマッギル大学付属モントリオール子ども病院に勤めているエリック・フロンボン博士によるものです。内容はスニティ・チャクラバルティ博士との共著として、すでに発表されている論文と同じです("The Epidemiology of Autism Spectrum Disorders")。

これはイングランド中部で行なわれた早期発見の結果をもとに、自閉症の発症率を割り出したものです。乳児の定期検診で発達の遅れが疑われる赤ちゃんを見つけ出し、何度も検査をして自閉症やそれに類する症候群の有無を確かめました。検査に使ったチェックリストはADOSとADI-Rと呼ばれるもので、最終的にはDSM4の基準にてらして診断が行なわれました。

対象になったのは、1996年から98年に生まれた幼児1万903人で、調査の時点では4歳から6歳でした。そのうちPDD (広い意味での自閉症) に該当したのは64人です。率にすると1万人のうち58.7人です。狭い意味での自閉症は1万人のうち22.0人で、軽度の自閉症スペクトラムは1万人のうち36.7人です。

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2005年11月08日

Autism2005: そのほかの理論

この分科会で行なわれた発表は三つです。オルガ・ボグダシーナ先生による自閉症児の感覚について、ユータ・フリス教授による認知について、サイモン・バロンコーエン教授による超システム化傾向についてです。

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2005年11月03日

Autism2005: 当事者の声

この分科会での発表は、三つありました。ウェンディ・ローソンさんによるアスペルガーの注目のしかたについて、ラリー・アーノルドさんによるメディアの問題、そしてドナ・ウィリアムズさんによる様々なタイプの自閉症を様々な角度から捉える講演です。

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2005年11月01日

Autism2005: 診断とスクリーニング

この分科会のプログラムに載っている発表は六つですが、いくつかは公開されなかったようです。

ダイアン・ケネディさんの発表は、ADHDと診断された子どもたちの中に多数のアスペルガー症候群が存在することについてです。

レベッカ・ランダ博士の発表は、自閉症児の妹や弟として生まれた子どもたちの早期発見に関する調査報告らしいですが、要旨だけしか公開されていません。

トニー・チャーマン教授の発表は、2歳で自閉症と診断された子どもたちが7歳になるまで行なわれた追跡調査の報告です。

ランダ博士のもう一つの発表は早期発見についてです。

パトリシア・M・ロディエ博士の発表は胎児の研究らしいですが、要旨も本文も公開されていないようです。

ポーリン・フィリペック博士の発表は、自閉症児の妹や弟を対象にした早期発見の手がかりについてらしいですが、要旨も本文も公開されていないようです。

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2005年10月27日

Autism2005: 社会の中の自閉症

この分科会で発表された基調講演は一つだけです。認定された私立探偵で、お子さんが自閉症でもあるデニス・ドボーさんによる警察関係者むけの自閉症児・自閉症者に対応する方法です。

内容は、自閉症について勉強した人ならほぼ予想のつくものですが、日本では浅草レッサーパンダ事件のように残念な例もありますから、この種の対策は必須だと思います。

ドボーさんのノウハウは、自閉症関係の本を沢山だしている英国の出版社によって書籍になっています。



日本のアマゾン書店を通してとりよせることもできます。

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2005年10月25日

Autism2005: アスペルガー分科会

4日間の開催期間は過ぎましたが、引き続きこのネット会議から報告します。

アスペルガー症候群に関する分科会では三つの基調講演がありました。

ケンブリッジ大学フィオナ・スコット博士による早期発見の症例、
英国シェフィールド大学ディグビー・タンタム教授が考える治療の可能性、
豪州クィーンズランドにあるグリフィス大学トニー・アトウッド教授による認知行動療法による怒りと不安の対策です。続きを読む
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