2006年10月06日

GPLの日本語ウェブ会議は10/10と10/17の夜10時

米国カンザス州にあるグレートプレインズ研究所は、日本語による無料のウェブ会議を予定しています。ただし、専用のソフトウェアが必要で、使用可能なOSはウィンドウズのみです。

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2006年03月03日

てんかん発作を減らすアトキンス・ダイエット

ケトン体食療法についてお知らせしましたが、これは炭水化物を厳しく制限するダイエットで、続けることが大変な上に、最初は入院も必要です。栄養不足や腎臓結石の原因にならないよう、緻密な計算も必要です。そこで、もっと実施しやすく同様の効果が得られる方法として、修正型アトキンス・ダイエットの臨床実験が行なわれ、その結果が2005年12月に米国てんかん協会の集まりで発表されました。続きを読む
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2006年02月28日

発作を減らすケトン体食療法の論文

難治性てんかんの子どもたち150人が実施したケトン体食療法の効果を追跡調査した結果は2001年に論文として全米小児医学会の機関誌に掲載され、今では全文を閲覧できます。すでに紹介した記事と概要は同じですが、論文では細かい数字を丹念に報告しています。

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2006年02月15日

追加: てんかん発作を減らすダイエット

ケトジェニック・ダイエットについてさらに調べてみたところ「ケトン体食療法」で検索すれば日本語でもかなりの情報が得られるということが分かりました。続けるのが大変な方法であることも分かりました。

メリル・ストリープさんが母親の役で主演している映画の存在も分かりました。日本語の題名は『誤診』です。

英語の情報は下記の頁が比較的よくまとまっている様に思えます。印象に残ったのは、さまざまなタイプのてんかんでも、このケトン体食療法が効果的なのはレノックス・ガストー症候群と呼ばれるタイプであることです。

"It is particularly recommended for children with the Lennox-Gastaut syndrome. . . ."



追跡調査の論文も無料で閲覧できることが分かったので、近いうちに読んでみるつもりです。
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2006年02月12日

てんかん発作を減らすダイエットの追跡調査

自閉症の子どもたちは、定型発達の子どもたちに比べて、てんかんの発作を起こす確率が高いです。すべての自閉症児にそれが当てはまるわけではありませんが、一部の当事者や親たちにとって、できる限り発作を減らすことは非常に重要な課題です。

具体的には、脳波に詳しいお医者さんと相談し、必要があれば発作を抑える薬を服用したり、ヴィタミンB6やマグネシウムの使用を検討するなどの選択肢が考えられます。ただし、どの薬も、B6も、効果には個人差があります。全ての子に必ず効くという方法はありません。処方薬には副作用もあるし、一つの方法で完全に発作を抑え込むのは難しいばあいが多いので、いくつかの組み合わせを考えるのが実際的です。

そういった選択肢の一つとして米国でしばしば話題になるのはケトジェニック・ダイエットと呼ばれる食事療法です。脂肪を多く、タンパク質と炭水化物を少なく摂取する食事で、なぜ効果的なのかは未解明なのですが、さまざまな薬で発作を抑えることができなかった子どもたちに薦められています。

2003年に発表された追跡調査の記事ですが、日本ではあまり知られていないようなので、概要を紹介します。続きを読む
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2006年02月11日

リタリンなどにFDAの委員会が警告

ADHDの処方薬、たとえばリタリンやコンサルタなどは、自閉症児でも多動な子に対して、目的外使用として処方されることが多いです。

これらの薬に対して、危険の大きい薬であることを明示する黒枠、通称ブラックボックスと呼ばれる表示を付けるのが好ましいという発表が、FDAの顧問をしている医学者の委員会によって発表されました。

ただし、FDAの公式発表と言うより、FDAの顧問をしている専門家の委員会 (Advisory Panel) による発表ということらしいです。続きを読む
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2006年01月17日

投与量: ビタミンB6とマグネシウム

自閉症児を対象にしたヴィタミンB6とマグネシウムの投与量について、この方法を長年研究してきた心理学者バーナード・リムランド先生 (Ph.D) の見解をまとめておきます。

ヴィタミンやマグネシウムは、一般的な処方薬と違い、必須栄養素です。代謝機能に特別な問題がなければ通常の食事で摂取できる物質です。(ただし、不自然な方法で栽培された野菜や果物には、ヴィタミンやミネラルが少ない商品もあるかもしれません。)

実際に自閉症児の一部でB6とマグネシウムを投与し、二重盲験で症状の軽減が確認されているわけですが、こういう現象が起きるのは、体内で代謝機能に問題が起きており、結果的にB6の欠乏状態になっていたと考えるのが最も自然です。

これまでの実験で、大量に投与しないと効果が見られない例が多いことと、最適な量に個人差が大きいことも確認されています。ですから、処方薬のように体重1キログラムあたり1日何ミリグラムと言った数字には囚われない方が良いです。続きを読む
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2006年01月07日

粉末: ビタミンB6とマグネシウム

カークマン社のスーパー・ニューセラ、通称SNTは、液体のほかに粉末、錠剤、カプセルもあります。今回は粉末の商品を紹介します。

どうしても液体を受け付けないお子さんや、液体で使われている甘味料にアレルギーのあるお子さん、カプセルは飲めるけれどその前に少量から始めて最適な量を見極めたいばあいなどに利用を検討すると良いです。続きを読む
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2006年01月06日

購入方法: ビタミンB6とマグネシウム

自閉症児を対象にしたヴィタミンB6は、大量に投与しないと効果は見られないことが多く、併せてマグネシウムやさまざまなヴィタミンも補充することが望ましいです。

B6は味が非常にまずいので、カプセルを飲めない子のばあい、これを覆い隠すような味付けも必要です。

二糖類や多糖類が多いと多動・不眠・下痢などを起こす自閉症児も沢山いるので、甘味料の選択も難しいです。

グルテンやカゼインを完全除去するダイエットを実施している自閉症児は米国のばあい沢山いるので、こういう物質が添加されていないことを確認する必要もあります。

リムランド先生の依頼でこういう条件をできるだけ満たす栄養剤を開発してきたのがオレゴン州にあるカークマン・ラボラトリーズ社です。商品名を Super Nu-Thera [スーパー・ニューセラ]、通称SNTと言います。Nu-Theraというのは "Nutritional-Therapy" [栄養療法] の短縮形だと思います。

SNTは3ヶ月分の大瓶とお試しサイズ (Trial) があります。大瓶はサプマートから日本語で注文できますが、お試しサイズはカークマンに直接注文しないと入手できません。効果や味の好みなどは実際に試してみないと分からないことが多いので、まずはお試し版を入手する方が良いです。続きを読む
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2005年12月30日

検査: 自閉症、ビタミンB6とマグネシウム

自閉症に対するヴィタミンB6とマグネシウムの効果について1960年代から研究を続けてきた心理学者のバーナード・リムランド先生 (Ph.D) は、一人一人の自閉症児にB6とマグネシウムを投与するにあたって特に事前の検査が必要だとは言っていません。ごく少量から始め、何日かかけて様子を見ながら段々と増量し、症状や行動に悪化が見られるなら量を減らすか中止するという方法であれば深刻な副作用は無いと述べています。対象となる子がこの方法で効果が見られるタイプかどうかは、実際に投与して確認すれば良いという立場です。

ただし、いくつかの検査が参考になると主張している専門家はいます。病理学者のウィリアム・ショー先生 (Ph.D) と、化学者のアンディ・カトラーさん (Ph.D) です。

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2005年12月27日

ビタミンB6とマグネシウムの研究

自閉症を完治させる方法ではないし、全ての自閉症児に効果が見られるわけでもありませんが、自閉症児の一部に症状の軽減が見られる方法としてヴィタミンB6の研究は長い歴史があります。

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2005年11月15日

甘味料など: てんかん発作を減らす補助食品とダイエット

前回にひきつづきヘルスセンチネルに載った記事からの報告です。

アスパルテーム、商品名NutraSweetは沢山の飲料やダイエット食品に使われている低カロリー甘味料です。この物質が中枢神経に与える影響について、いくつかの報告があります。






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2005年11月14日

続: てんかん発作を減らす補助食品とダイエット

きのうの報告に続いて、ヘルスセンチネルに載った同じ記事から、発作を増やす食品について報告します。言い換えれば、特定の食品を除去するダイエットで発作が減るかどうかという問題です。



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2005年11月13日

てんかん発作を減らす補助食品とダイエット

定型発達の子どもたちに比べて自閉症の子どもたちは、てんかんの発作が多く、これも自閉症と何らかの関係があると推測されています。薬物で発作を減らせることもありますが、副作用もあるし、効果も100パーセントを保証できるわけではありません。予防のためになにができるか考えることは重要です。

ヘルスセンチネルというネット新聞に、この種の発作を減らす効果を期待できるサプリメントや食事に関する記事が載りました (Roman Bystrianyk, "Stopping epileptic seizures using omega-3, vitamin E, diet, and more", Health Sentinel, October 20, 2005)。

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2005年11月04日

Autism2005: 遺伝の分科会

このネット会議における遺伝関係の発表は一つだけで、ノルウェーのオスロ大学で教授をしているカール・ライヒェルト博士によるものです。博士は自閉症児のペプチドやグルテンとカゼインの関係を長年研究しているかたです。遺伝子解析などを行なっているかたではないと思います。

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2005年10月29日

Autism2005: 生物医学的アプローチ

この分科会での基調講演は三つです。ポール・シャトック先生による生物医学的方法全般に渡る問題提起と、デヴィッド・カービーさん、サリー・バーナードさんによる水銀と予防接種関連の講演です。

カービーさんの講演は、予防接種の水銀と自閉症の増加、それにさまざまな政治的やりとりについてです。バーナードさんの講演は、かつて発表された論文と同じです。

ここではシャトック先生の講演を紹介します。内容は、さまざまな研究の具体的な報告ではなく、ダイエットや栄養剤の研究に対する協力が得られにくいことについてです。
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2005年10月12日

イーストエイド: 殺菌力のある薬草エキス

腸内の有害なイースト菌 (真菌) を減らす効果のある薬草エキスの定番商品です。サプマートから日本語でも注文できますが、その子の体質や味の好みに合うかどうかは、実際に使ってみないと分かりません。以下のリンクは少量のお試しサイズです。

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2005年10月09日

洋書: 自閉症のバイオロジー 2000年版

本の紹介です。主流派の自閉症研究について調べるとき、この本を参考にしています。英語で書かれた医学の専門書の中では、読みやすい方です。医療系であれ、教育・福祉系であれ、自閉症に関わる分野を大学で専攻しているようなかたは、持っておいた方が良いです。勿論、この本に自閉症の全てが書いてあるという意味ではありません。せめてこのくらいはという範囲の話です。

著者 Christopher Gillberg and Mary Coleman
題名 The Biology of the Autistic Syndromes, 3rd Edition 2000
発行 Mac Keith Press (London)
発売 Cambridge University Press

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2005年06月05日

豪州: お母さんの手記、写真つき

ベティ・サトーアさんはオーストラリア在住です。お子さんのゲイレン君が4歳のとき、自閉症と診断され、その後の4年半、ご夫婦で情報を集め、さまざまな生化学的介入や集中的な教育に取り組んで来ました。その体験と親のための資料集を本にまとめたのが Diagnosis Autism...Where to Go from Here [診断名、自閉症、さあ此処から何処へ?] です。

興味深い写真を添えて、本を紹介した頁があります。まず表紙です。


内容は、90年代までARIやDAN!で研究されてきたダイエットや栄養剤、セクレチン、ABA、予防接種に関する情報が中心で、リムランド先生の文章が数多く転載されています。ご夫婦で独自に採り入れたフラワーエッセンス、カイロプラクティック、NAETに関する記述もあるようです。


日本でも同じような体験のある家族は少なくないのですが、さすがにネット上で写真などを公開するにはためらいがあります。かわりにと言っては語弊があるかもしれませんが、写真をご覧下さい。もともとゲイレン君は、赤ちゃんなりの社会性が見られたようです。


症状が顕著に出てきて、ご家族の存在を無視するようになったころの写真です。


さまざまな介入が功を奏してか、コミュニケーションが取れるようになってきました。ABAの様子も見られます。


8歳になったゲイレン君のにこやかな表情です。


本の注文方法ですが、クレジット・カードによる支払いは受け付けていません。注文用紙をプリントして、小切手などと一緒に送ることが必要です。


日本からの注文を受け付けているかどうかは分かりません。

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