2005年11月18日

ショッキングな広告: 米自閉症協会の新路線

子ども166人に一人が自閉症と診断されるようになった米国では、それだけの子どもたちが自閉症者として一生を送ることに対して危惧する声が出ています。これまでの報告では、IQの高い低いに関わらず、自閉症者のほとんどは職業を持つこともなく、成人してからは施設で過ごす例が多いからです。何十年にもわたって支援を続ける資金を誰が出すにせよ、米国全体では莫大な金額になります。

そういう将来の困難を少しでも軽減させるために必要なのは早期発見と早期教育であり、そのために自閉症の大変さを多くの人に知ってもらう広報活動を米国自閉症協会 (Autism Society of America) が展開しています。それが Getting the Word Out [この言葉を社会へ] です。

この宣伝が従来と違うのは、あえて暗い、恐ろしい雰囲気の演出を施してあることです。指定の頁を開くと、お互いにそっぽを向いている家族の白黒写真があらわれ、その写真が引き裂かれます。自閉症は恐ろしく悲しい、という印象を強く与える様にできています。

そのほかに、いかにも自閉的な感じの画像や、ジグソーパズルの一部が欠けている絵とお子さんの写真が合成されているなど、謎と恐怖の自閉症という雰囲気に満ちています。



この頁を観て腹立たしいと思った当事者のかたもいるようで、これに反論する頁もネット上につくられました。そちらの頁も近いうちに紹介します。
posted by iRyota at 17:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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