ブッタール博士によると、キレート剤を血管に入れれば、その人の生化学的状況に激しい変化が起きるそうです。子どもや高齢者の体内にキレート剤を入れるばあい、時間をかけて少しずつ入れていくことが重要です。そのために博士は皮膚から吸収させる方法を開発しました。今回の事故のように1回分のキレート剤を2分間で子どもの血管に注入するというのは、そういう慎重さに欠いた愚かな行為だと述べています。
亡くなったお子さんについては意外な情報も浮かび上がってきました。ナイジェリア生まれで英国に暮らし、キレーションのために米国へ来ていたこのお子さんは、昨年から、アンジュー・アスマン博士というお医者さんのところでキレーションをしていたそうです。アスマン博士はブッタール博士のところで研修を受け、TD-DMPSを実践していました。亡くなったお子さんもTD-DMPSで症状に劇的な軽減が見られ、お母さんからブッタール博士に感謝のメールも届いていたそうです。
それなのに、何ヶ月かしてこのお子さんは別のお医者さんによるEDTAの静脈注射を始めたのです。3回目の静脈注射をした直後に事故は起きました。効果が見られていたTD-DMPSをやめてEDTA静脈注射を始めた理由は不明です。
TD-EDTAの利用は、DMPSが鉛の除去に弱い事からすれば,(なんだか危ない気はしますが,)ありえるかなと思いましたが,IV-EDTAも!と言うのを読んで,海外JIJOのこの記事を思い出しました。
メール投稿者が本当の事を言っているとしたら、一体どうなってしまったのだろうと思いました。
少なくとも自分の子供に,このような,リスクのある治療方法はしたくありません。
びっくりしたので,投稿しました。
ブッタール博士は最初DMSAの経口投与を行なって尿からの水銀が充分に出てこなかったのでDMPSに切り替え、経皮の方法を開発したと議会証言ではおっしゃっていました。それで鉛の排出にもDMSAではなくEDTAを使うのでしょうが、4時間おきの経口投与ならDMSAでも充分に効果的だと思います。