「完治」(cure) という単語は、かつてベッテルハイムが使っていたためか、自閉症関係者のあいだでは印象が悪く、タブー視されていたんですが、この団体は堂々と「完治」を目指しています。アスペルガーも含めた自閉症スペクトラム症候群だけでなく、言葉の遅れやADHDも対象に、これらの多くは水銀中毒だと言っています。
具体的な活動としては、ネット・新聞・雑誌などを通して情報を広めることと並行して、米国各地に住んでいる構成員の親たちが「レスキュー・エンジェル」として、新しい親たちの相談に乗り、協力してくれる専門家を紹介します。
親たちの体験を綴った文章も沢山あります。具体的なキレーションの方法として多いのはラシッド・ブッタール博士による経皮DMPSとアンディ・カトラーさん (Ph.D) の提案するDMSA・ALAの3・4時間おき投与です。DAN!の方法で成果のあがった例もありますが、DAN!の方法で効果が無かったり、副作用に苦しんだため経皮DMPSや3・4時間おきの方法に切り替えた例も少なからずあります。