2005年05月25日

IOM発表 (2004) に納得しない人たち、特に親たち

ワクチンと自閉症の因果関係は否定する方が好ましいという文書とともに、ワクチンと自閉症は無関係という口頭発表を行なったIOMの調査委員会に対して、自閉症児の親たちからなる沢山の団体が否定的な意見を発表しました。もともとこの運動の先頭をきってきたSafeMindsだけでなく、CAN財団や米国自閉症協会 (ASA) も、この発表が時期尚早であるとか、この発表を支持しないという声明を出しています。

ASAの見解は、自閉症児の中でワクチンや水銀の影響を受けやすい子がいるかどうか、実際に自閉症児を対象にした生物学的な調査や臨床的な調査を行なってみないと分からないというものです。統計的な総人口調査だけを根拠にして因果関係を否定するのでは結論として不充分というわけです。

親ではありませんが、サルを対象にした水銀の実験データを不正確な形でIOMに提示されてしまったバーバッカー博士もIOMの結論を見直すべきだと論文の中で言っています。

免疫機能と自閉症について研究しているエドワード・ヤズバーク博士 (MD) は、IOM発表の撤回と速やかな再調査を要請する手紙を発表しています。博士はお孫さんが自閉症です。

posted by iRyota at 08:01| Comment(1) | TrackBack(0) | 重金属 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
IOMの調査委員会に関しては、資金を提供しているCDCから指示されて最初からワクチンと自閉症の関係を否定する目的で恣意的に活動していたのではという容疑もかけられており、地方裁判所が調査を始めているという報道もあります。

http://www.byronchild.com/vacc.htm
Posted by iRyota at 2005年05月26日 07:59
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック