尿検査でペプチドに異常の見られた自閉症児20人を無作為抽出で二つの集団にわけ、一方だけは家庭でGFCFを行ない、それぞれ1対1の教育の場で一重盲験による観察を行ない、1年間の記録をまとめた論文が2002年に発表されました。ダイエットをしなかった集団でも一部で症状の緩和が見られる子はいましたが、ダイエットをした方の集団は1年間に渡って症状の緩和が続き、行動の変化と教育の成果に明確な差が出ました。
論文を読んでみて気づいたのは、教育関係者の協力によって長期的な調査が行なわれたことです。どの子がダイエットをしているのか知らされず、1年間の訓練の相手をして、記録をつけていたようです。
この論文は、ネット通販と同じようにクレジット・カードで30ドルはらう手続きをすれば、PDFをダウンロードできます。
著者: A.M. Knivsberg, K.L. Reichelt, T. Hoien, M. Nodland (2002).
題名: A Randomised, Controlled Study of Dietary Intervention in Autistic
Syndromes
掲載誌: Nutritional Neuroscience (Taylor & Francis): 5.4. Pp. 251-261.