2006年11月29日

リムランド死去

心理学者のバーナード・リムランド先生 (Ph.D.) が11月21日 (火曜日) に前立腺ガンで亡くなりました。78歳です。直後から親たちのメールはネット上を飛び交っていましたが、全米規模の新聞などで大きく報道されてはいないようです。以下は『ロサンジェルス・タイムズ』に載った記事に基づいています。

父親として自閉症を研究し、ABAの普及に尽力し、米国自閉症協会 (ASA) を設立し、親たちの相談に乗りながら研究を続け、映画『レイン・マン』製作に当たって助言役を務め、生物学的な方法での症状軽減を追求してきたことなどが、今回の記事では詳しく紹介されています。

特に強調されているのは、冷たい母親が原因という仮説を葬り、遺伝的な素因と生化学的な引き金によって自閉症が起きると主張してきたこと、自閉症が激増して大流行になっていると早くから認めていたこと、ワクチンの水銀が激増の主因だと述べて権威ある医学者や政府役員から反対されてきたことです。

"Bernard Rimland, 78; author was the father of modern autism research."


ことしはエリック・ショプラー教授 (Ph.D.) も亡くなりましたね。今回の記事には書いてありませんが、リムランド先生は1964年の時点でショプラー教授の実践に注目し、期待できる研究として著書の中で採り上げていました。
posted by iRyota at 07:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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