Journal of Child Psychology and Psychiatry [小児心理精神医学新報] という学術専門誌で、印刷版に先駆けての公開です。題名は "No effect of MMR withdrawal on the incidence of autism: a total population study" [MMRの接種中断は自閉症の発症率に影響なし: 総人口調査]
です。
BBCの報道に比べると、結論のニュアンスは少し控えめです。要点は以下の三つです:
1. MMRが自閉スペクトラム症候群 (ASD) の主原因というのは最も考えにくい仮説である。
2. この時期に前後して起きているASDの増加をMMRワクチンでは説明できない。
3. 現在MMRの接種が行なわれている国々でこれを中断してもASDの減少は起こりえない。
無料で公開されているのは論文の要旨だけですが、クレジット・カードで30ドルはらう手続きをすればネット上で全文を閲覧できます。
http://www.blackwell-synergy.com/links/doi/10.1111/j.1469-7610.2005.01425.x/abs/