http://plaza.rakuten.co.jp/ganbarutamago/diary/200503100000/
自閉症児の一部で症状を軽くできる食事制限として最も知られているのはグルテンとカゼインを含む食品を完全に除去するグルテンフリー・カゼインフリー、通称GFCFダイエットです。GFCFは血液や尿を調べた研究も沢山あり、二つの集団を比較した臨床実験の論文もあります。ただ、きちんと続けるのは非常に大変です。何らかの効果が見られるのは自閉症児の6割程度ですから、4割に相当する人が試しにやってみるには大変すぎるかも知れません。前もって尿ペプチド検査はしておいた方がよいです。
http://www.greatplainslaboratory.com
ペプチド検査で陽性だったけれど学校給食などの関係で実施は難しいという人は、Houston社のAFP-Peptizydeなどの消化酵素をかわりに使うという方法もあります。
グルテンを除去することでお腹の調子や自閉症の症状に改善の見られる人の中には、タンパク質の未消化ペプチドよりも炭水化物に悪影響を受けやすい体質の人もいます。それが消化の問題なら、Zyme Prime などの酵素で分解を完全にすることで、症状を軽くできることもあります。
中には糖質そのものが駄目という人もいます。いくら炭水化物を摂取しても、腸内でカンジダなどの有害菌にそれを奪われてしまい、有害菌が増えるだけというタイプです。こういう子は、糖質の多い食べ物を少し増やすとすぐに症状が悪化します。
対策として米国で実施されている何種類かのダイエットを紹介します。一つはアトキンス・ダイエットという方法で、これは日本語の頁もあります。
http://www2.plala.or.jp/eddie/
米国の親たちのあいだで評判が良いのは Specific Carbohydrate Diet [特定炭水化物ダイエット] 通称SCDという方法です。
http://www.scdiet.info/
これと似た方法で、栄養学のさまざまな手法を採り入れている Body Ecology Diet、通称BEDという方法もあります。
http://www.bodyecologydiet.com/
この種の問題で悩んでいるお母さんたちは、最近「腸弱会」と名乗ってらっしゃるそうですが、アトキンス、SCD、BEDあたりがヒントになるかもしれません。穀物などを控えても、脂肪を燃焼させることができれば、カロリーは補えるそうです。てんかんの発作がSCDやアトキンスで減ったと言っている親の方も米国にはいるそうです。
最後に、アンディ・カトラー先生 (Ph.D) がダイエットについて助言している投稿も紹介しておきます。
http://health.groups.yahoo.com/group/Autism-Mercury/message/129186