2006年06月18日

米: 学校関係の統計に見られる自閉症の増加

米国の教育省が発表している数値を見ると、90年代以降、自閉症児は激増しているように見えます。これが本当の増加なのかは、教育省の数値を見ても分からないという報告が学会誌に載りました。Medical News Today に載った4月7日の記事を簡単に紹介します。

教育省の数値によると、1993年から2003年にかけて自閉症児の数は657パーセント増えています。これが本当なら大変な増加ですが、学校で自閉症児として扱われるかどうかを判断する基準はそれぞれの州や時期で一定していません。そして、自閉症と認定される子が増えた時期に、MR (知的な発達の遅れ) やLD (学習困難) と認定される子の数も減っており、これが表面的な自閉症の増加と関係しているのではと、論文の著者であるウィスコンシン大学マジソン校のポール・シャタック先生は述べています。学校での認定基準は医学的な診断基準と違うこともあるそうです。

一貫した診断基準で自閉症と認定された子が増え続けているカリフォルニア州ではMRやLDの増加が見られていませんが、米国全体でみるとカリフォルニアでの傾向は少数であり、代表的な例として見ることはできないそうです。

今回の報告は、自閉症が増えていないと主張しているわけでも、増えていると主張しているわけでもないそうです。

Special Education Data Provide Misleading Trends Of Changing Autism Prevalence
posted by iRyota at 08:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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