アイルランドでは、2年前に自閉症児の早期教育を行う拠点機関を12箇所だけ設置しました。実際にそれらの期間で1対1の集中的な教育を受けるまでには順番待ちや様々な関門を越える必要があるらしいです。
このニュースでは、その中でもバーナコイルという町の聖キャサリン校というABA専門の学校で起きていることが紹介されています。ここでは16人の子どもたちが通っていますが、そのうち9人分の資金は聖キャサリン校が自分たちで集めた資金によってまかなわれていました。その資金が尽きるので、認定されていない子どもたちの集中介入が3月一杯で打ち切られるという通告を2月に受け、困りはてた親たちが、監督官庁の建物の前で抗議行動、そして陳情を行いました。
親たちの主張は、米国でABA派の人たちが主張してきたこととほぼ同じです。効果が科学的に証明された方法で子どもたちが能力を伸ばし、普通学級で学んで行ける可能性が高まれば、将来一生にわたって支援に必要な税金の節約にもなるというものです。常識的に考えればそれが当然だとも述べています。
親たちの団体による訴訟の対策としてアイルランド政府が使っている莫大なユーロを子どもたちの介入に使うだけでもかなりの効果があるはずと述べる自閉症関係者の意見も紹介されています。