そのうち4例がMMR新三種混合ワクチンとの関連性を疑われています。MMRワクチンを接種して3週間後に髄膜炎を起こし、脳が腫れ上がって亡くなった赤ちゃんの親のかたは賠償金の要求をしましたが、要求が通ったかどうかは不明です。ただし、このワクチンが導入されてから、麻疹による死亡例が年間16人からゼロになったともこの記事には書いてあります。(98年に導入されたと書いてある点は間違いかもしれません。)
C型肝炎の予防接種をしたあとに起きた死亡例は3年間で6人ですが、このワクチンによって命を救われた人の数は年間50人とも書いてあります。
そのほかにもワクチンとの関連性が疑われるという報告が800例あるそうです。けいれんの発作や、全身が布の人形のように膨れ上がる症状などが含まれます。800のうち、MMRワクチンとの関連を疑われている例は160だそうです。
報告されたのは一部であり、実際にこのような症状を起こしたり死亡した子どもたちの数はもっと多いと考えている専門家の声や、これらの報告が医師たちによって出されている点を心配する専門家の声も紹介されています。
勿論これは、ワクチンとの関連が医師たちによって疑われているとして報告された例であり、ワクチンがその原因だと証明されたわけではありません。英国政府の委員会も、これを検討した結果として、ワクチンの安全性に関して意義のある問題点は皆無という結論を出したそうです。
その一方で、予防接種前にそれらの病原体に感染していた可能性や、ワクチンで使われている物質へのアレルギー反応、ごく一部の子どもたちの特殊体質などがこれらの報告の背後にある可能性を指摘し、ワクチン自体が危険なわけではないという専門家の意見も載せています。
記事の最後は、予防接種によって何千人もの命が救われたとして、ワクチンの重要性を再確認する形で結ばれています。
Secret report reveals 18 child deaths following vaccinations." 12/02/2006