2006年03月17日

予防接種の後に起きた死亡例

自閉症に直接関係する報道ではありませんが、さまざまな医学的療法の安全性や、専門誌に載らない報告例について考える材料として、2月13日の英国『デイリー・ミラー』紙に載った記事を紹介します。MMRワクチンを含むさまざまな予防接種の副作用報告に関する報道です。ある民間人が情報公開法に基づいて請求・入手した英国政府の文書によると、4年間で、予防接種後まもなく死亡した赤ちゃんの報告例は18だそうです。

ただし、予防接種が引き金になった可能性のある事例としては死亡が40、深刻な副作用は8000件とも言われています。

2001年から2004年のあいだで死亡報告のあった赤ちゃんのうち、二人は原因不明、一人は突然死、もう一人はMMRワクチン接種後に髄膜炎になっていたそうです。

2001年から2003年にかけてC型髄膜炎の予防接種をしたあとに起きた死亡例は6人です。

それ以外に、DTP三種混合ワクチンと関連づけられている死亡例が7人で、ポリオ予防接種の後に起きた死亡例が一人です。

これは報告された事例の数であり、実際にはこの2倍ぐらいの例があるかもしれないという専門家の意見も記事には載っています。

英国政府からのコメントでは、それでも可能な範囲で最善の防御を子どもたちは受けているそうです。



「原因不明」(unknown causes) というのは、死後解剖でも直接の死因を特定できず、かといって予防接種以外の原因を見つけ出すこともできなかったという意味のようです。これらの報告は、たまたま予防接種の後に別の原因で起きた死亡例が入っている可能性もあります。

念のためおことわりしておきますが、JiJoは予防接種自体に反対しているわけではありません。単にこういうニュースがあったという事実を伝えているだけです。
posted by iRyota at 05:57| Comment(0) | TrackBack(0) | MMRワクチン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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