2006年01月17日

投与量: ビタミンB6とマグネシウム

自閉症児を対象にしたヴィタミンB6とマグネシウムの投与量について、この方法を長年研究してきた心理学者バーナード・リムランド先生 (Ph.D) の見解をまとめておきます。

ヴィタミンやマグネシウムは、一般的な処方薬と違い、必須栄養素です。代謝機能に特別な問題がなければ通常の食事で摂取できる物質です。(ただし、不自然な方法で栽培された野菜や果物には、ヴィタミンやミネラルが少ない商品もあるかもしれません。)

実際に自閉症児の一部でB6とマグネシウムを投与し、二重盲験で症状の軽減が確認されているわけですが、こういう現象が起きるのは、体内で代謝機能に問題が起きており、結果的にB6の欠乏状態になっていたと考えるのが最も自然です。

これまでの実験で、大量に投与しないと効果が見られない例が多いことと、最適な量に個人差が大きいことも確認されています。ですから、処方薬のように体重1キログラムあたり1日何ミリグラムと言った数字には囚われない方が良いです。個人差が大きいという前提をふまえた上で、あえて平均値を挙げると、体重1キログラムあたり1日17ミリグラムです。体重20キログラムの子なら1日340ミリグラムになります。

繰り返しますが、個人差が大きいことを忘れないで下さい。1日40ミリグラムで充分な子もいます。一人一人の適量を見極めるため、平均的な量の4分の1から始め、十日から14日間ぐらいかけて段々と増やしていく方法が良いのではとリムランド先生は言っています。

急に増量して多動や吐き気などの副作用が起きたら、一旦は量を減らし、それから徐々に増量するのが良いそうです。

大人 (体重54キログラム) のばあい、1日1000ミリグラムが平均ですが、1500ミリグラム必要な人もいます。ときには1日3000ミリグラムで調子が良い人もいるそうです。

効果があるばあい、数日で変化が見られるそうです。1ヶ月つづけて全く効果が見られなければ、中止するのが良いとリムランド先生は言っています。



上記の投与量を実際にSNTの液体や粉末に置き換えてみるとどのくらいの量になるかですが、体重14キログラムの子で、1日あたりどちらもティースプーン1杯になるそうです。



投与時間について、リムランド先生は、上記の量を3回に分けて投与するのが良いと言っています。

ただし、Bヴィタミンは6時間で排出されますから、理論的には1日4回の方が良いかもしれません。

個人的な経験に基づいて、少し追加しておきます。

カークマン社のSNTには必要条件を満たすマグネシウムが入っています。ただし、便が緩くなるばあい、その子にとってマグネシウムが多すぎるのかもしれません。そういうばあい、B6とマグネシウムを別々の商品として入手し、その子にあわせて量を調整する必要があるかもしれません。

一方、SNTで多動になる子は、SNTに入っているマグネシウムだけでは足りない可能性が高いです。そういうばあい、マグネシウムを別途補充する必要があります。
posted by iRyota at 08:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 生化学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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