2006年01月06日

購入方法: ビタミンB6とマグネシウム

自閉症児を対象にしたヴィタミンB6は、大量に投与しないと効果は見られないことが多く、併せてマグネシウムやさまざまなヴィタミンも補充することが望ましいです。

B6は味が非常にまずいので、カプセルを飲めない子のばあい、これを覆い隠すような味付けも必要です。

二糖類や多糖類が多いと多動・不眠・下痢などを起こす自閉症児も沢山いるので、甘味料の選択も難しいです。

グルテンやカゼインを完全除去するダイエットを実施している自閉症児は米国のばあい沢山いるので、こういう物質が添加されていないことを確認する必要もあります。

リムランド先生の依頼でこういう条件をできるだけ満たす栄養剤を開発してきたのがオレゴン州にあるカークマン・ラボラトリーズ社です。商品名を Super Nu-Thera [スーパー・ニューセラ]、通称SNTと言います。Nu-Theraというのは "Nutritional-Therapy" [栄養療法] の短縮形だと思います。

SNTは3ヶ月分の大瓶とお試しサイズ (Trial) があります。大瓶はサプマートから日本語で注文できますが、お試しサイズはカークマンに直接注文しないと入手できません。効果や味の好みなどは実際に試してみないと分からないことが多いので、まずはお試し版を入手する方が良いです。SNTは、味付けされていないカプセルと錠剤、味付けされている粉末と液体があります。

カプセルや錠剤を飲めない子のばあい、経験的に見て最も飲みやすいのは液体だと思います。「液体はまずい」と主張するかたもありますが、そういうかたの大部分は、水でうすめず、スプーンで直接飲んでいるようです。液体は飲みやすい味になるまで水で薄めることが必要です。粉末もそうですが、カプセルや錠剤も、併せて水分を摂取した方が吸収されやすいです。

液体、ラズベリー風味:

液体、熱帯果汁風味:

液体、レモンライム風味:

従来、自閉症児を対象にしたB6の実験は、不活性型B6である塩酸ピリドキシンを使って行なわれてきました。ただし、塩酸ピリドキシンで効果が見られなかった子でも、活性型のB6である燐酸ピリドキサール (Pyridoxal 5-Phosphate、通称P5P) なら効果が期待できるのではという声があり、P5Pを配合した商品も開発されました。

液体、活性型B6入り、レモンライム風味:

P5Pのばあい、従来のB6に比べて5分の1ぐらいの量ですむので、その分、甘味料などにも工夫を効かせることができます。アレルギーに配慮した甘味料を使った商品も開発されました。

液体、活性型B6を12.5ミリグラムと低アレルギー青リンゴ風味:


SNTと並行して、ヴィタミンD入りのカルシウムや、ヴィタミンAを摂取している子もいます。AとDは脂溶性で肝臓に溜まるので、過剰摂取が怖いという人のためにA・D抜きの商品も開発されました。(ただしSNTに入っているA・Dはわずかなので実際的に問題は無いと思います。)
ヴィタミンA・Dぬき熱帯果汁風味


活性型B6入り、ヴィタミンA・Dぬきサクランボ風味:


以上は液体のお試しサイズですが、もしかしたら粉末をお気に入りの食品に混ぜた方が抵抗が少ないという子や、アレルギーのため甘味料を全く使っていないカプセル (Hypoallergenic Capsules) が必要な子もいます。

まれには、ヴィタミン剤の原料として使われている食品、たとえばトウモロコシなどにアレルギーがあり、単独のヴィタミン剤を一つずつ試していくことが必要な子もいます。

ひきつづき粉末、錠剤、カプセルも紹介します。




posted by iRyota at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 生化学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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