2005年09月30日

カナダの自閉症サービス犬

盲導犬のように自閉症児に付きそう犬の訓練がオンタリオ州で行なわれています。National Service Dogs Training Center, Inc. [国民サービス犬訓練センター]、通称NSDです。仲の良い子どもたちと犬たちの画像をご覧下さい。



この非営利団体は、自閉症児を主な対象として、サービス犬を訓練しています。通常の盲導犬も訓練します。きっかけは1996年、自閉症児のお母さんからの要請で、息子さんに付きそう犬を訓練したことです。シェイドと名付けられた黒いラブラドル犬は、このお子さんに幼稚園から小学校の4年まで付き添いました。シェイドのお陰で、家族そろっての遠足やディズニー・ワールドへの旅行も可能になりました。2000年にこのシェイドは引退し、今は2代目のシャドウというラブラドル犬がお子さんに付き添っています。



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2005年09月29日

自閉症の時代: カナーの症例第1号

自閉症の謎を探るため、自閉症研究の原点であるカナーやアスペルガーの報告を調べ、これまで光が当たらなかったアーミッシュの自閉症、そして、米国で賛否両論が起きている水銀論争について調べてきたUPIのダン・オムテッドさんは、カナーの症例第1号として記載されていたドナルド・Tさんがまだ米国で健在であることをつきとめました。そして、このドナルドさんが意外な人生を歩んできたこともつきとめました。12歳のときに若年性関節リウマチという病気のため命が危ない状態となり、そのために受けたある治療がきっかけで、自閉症から回復したようなのです。

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2005年09月28日

キレート剤による必須ミネラルの流出

キレート剤の投与にあたって、必須ミネラルの流出を心配する声があります。どんな薬でも補助食品でも、使用する前に、その物質のことを充分に勉強しておくことが必要です。いくつかのキレート剤について、必須ミネラルとの関係をまとめてみました。

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2005年09月27日

自閉症の時代: カナー再訪

ダン・オムステッドさんは独自の取材に基づく興味ぶかい連載記事をUPIから発表しています。2005年の春に注目されたのはアーミッシュと水銀論争に関する記事ですが、それと並行してカナーなどが報告した初期の症例に関する記事も4月・5月に発表しました。8月に入ってから再びカナー時代の症例における興味ぶかい記事をいくつか発表しています。

まず2月から5月の記事を紹介します。オムステッドさんが追求しているのは、カナーの時代とその前の時代にも現在と同じくらい沢山の自閉症児が存在したかという点です。

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2005年09月25日

水銀と自閉症: 肯定派と否定派のTV対談8/7

自閉症水銀中毒説に対して、もっと議論と調査をすべきと主張している新聞記者のデヴィッド・カービーさんと、否定的な立場をとっているIOMの所長ハーヴィー・ファインバーグ医学博士のTV対談が8月7日にNBCの "Meet the Press" [報道陣に会いましょう] という番組の一部として放送されました。

この番組は双方を対等に発言させることを優先するため、カービーさんとファインバーグ博士が直接討論するという形式は採用せず、司会者のティム・ラサートさんがそれぞれに質問するという形式で行なわれました。

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2005年09月24日

誕生日のヴィデオで確認された後発型自閉症

「自閉症は生まれつき」と日本では言われることが多いです。0歳のときから目線が合わなかったり発達の特徴が確認されていればそういう説も納得できるのですが、赤ちゃんなりの社会性があり、言葉の発達も平均以上だった乳児が、ある時点から言葉を発しなくなり、目線も合わなくなり、最終的に自閉症と宣告されたという体験を語る親のかたは昔からいたようです。正式の名称ではありませんが、退行型とか、後発型とか、折れ線型の自閉症と言われるタイプです。

そういう後発型自閉症の存在を証明する客観的な証拠が初めて発表されました。シアトルにあるワシントン大学で行なわれた調査のようです。1歳と2歳の誕生日に家庭で撮影したヴィデオを集めて、比較検討し、そういう後発型の存在を確認しました。対象となったのは自閉症の幼児36人と、通常の発達を見せている子供たち20人です。親たちの申告によると、自閉症児36人のうち15人は後発型で、21人は早発型ということでした。

調査はヴィデオの比較検討と、親たちへの聴き取り取材の両面から行なわれました。

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2005年09月23日

ワシントンDCで親たちが抗議集会7/20

速報やMMR関連でも紹介しましたが、権威ある団体からの答申に納得しない親たちが協力して、7月20日にデモと抗議集会 "The Power of Truth Rally" [真実力の大会] を行ないました。

いくつかの新聞でも報道され、親たちによって撮影された写真やヴィデオも公開されています。

この集会の手応えが良かったのか、10月にもまた大がかりな集会が計画されています。

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2005年09月22日

CDC: ワクチンと自閉症の関係を否定する記者会見7/19

ワクチンと自閉症の因果関係を否定するIOMの答申に納得しない親たちの団体が企画した総決起集会を翌日に控え、続々と親たちがワシントンDC入りしていた7月19日、そのワシントンDCで突然CDC (米国疾病予防局) が記者会見を行ないました。

内容はワクチンと自閉症の関係を否定し、予防接種の重要性を強調するものでしたが、新しい報告や情報は皆無でした。この日の速記録が公開されています。



会場へ入室できたのはCDCの担当者と、招待された報道関係者だけでした。記者会見の日時と場所をいちはやく見つけ出した親のかたも出席を希望しましたが、同じ建物の別室へ案内され、そこで会見のテレビ中継を見せられました。続きを読む
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2005年09月21日

カリフォルニアで自閉症の増加がストップ、2002年から減少?

米国では90年代に入ってから、自閉症と診断される幼児が激増していましたが、カリフォルニア州では2002年が頂点で、その後わずかに減少している模様です。

今回の発表は州政府の発達サービス部門からです。自閉症児として特別教育の対象となっている3歳以上の子供たちが何人いるかを年ごとに調べてきたものです。2002年に追加された自閉症児の数は3259人でしたが、2003年の追加は3125人で、2004年は3,074人でした。2005年の1月から6月までの期間では1,470人で、2004年前半の1,518人より減っています。

この記事が載ったのは『ロサンジェルス・タイムズ』です。予防接種に使われている水銀の量が減らされたせいではと一部の親たちが考えているのに対し、連邦政府の機関がその関連性を否定する発表をしたことにも触れています。



デヴィッド・カービーさんは『ハフィントン・ポスト』というネット新聞で、カリフォルニアから出されたこの報告について論じています。

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2005年09月20日

FC実践者の主張

ファシリテーテッド・コミュニケーション (FC) を米国で推奨してきたダグラス・ビクレン教授が大学の学部長に就任するに当たって、沢山の専門家が否定的な声明を出したことは既にお伝えしたとおりです。

それに対してビクレン教授側から反論があったかどうかは聞いていませんが、FCがどういう方法であるかを伝える教授の文章は大学のネット頁で以前から公開されています。題名は "Facts about Facilitated Communication" [FCに関するいくつかの事実] です。内容を簡単に紹介してみます。続きを読む
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2005年09月19日

自閉症の時代: 予防接種をしていない集団

自閉症スペクトラムの子は166人に一人の割合で存在するというのが米国では定説になりつつありますが、アーミッシュの子供たちのあいだでは自閉症児が非常に少ないことをUPIのダン・オムステッドさんは発見しました。わずかに発見された例も、アーミッシュのしきたりを破って予防接種を受けた例と、予防接種を受けてからアーミッシュの家族に養子として引き取られた例、それに火力発電所の風下にある水銀汚染の激しい地域でした。

さらに、オムステッドさんは、フロリダの医師で敬虔なクリスチャン、自閉症児の父親でもあるジェフ・ブラッドストリート博士に取材し、さまざまな理由で予防接種を受けず、学校に行かずに家庭で教育を受けている子供たちのあいだでも自閉症児を滅多に見かけないという話を聞きました。

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2005年09月18日

自己免疫疾患ネズミのエチル水銀中毒

90年代に米国の赤ちゃんたちに注射されていたのワクチンに含まれていたチメロサールという水銀化合物の神経毒性を調べる実験が、コロンビア大学で行なわれ、2004年に発表されています。この実験では、チメロサール由来のエチル水銀と自己免疫疾患が自閉症に関係しているという仮説に基づいて、自己免疫疾患のあるネズミ (マウス) と、その種の疾患が無いネズミの赤ちゃんを使って実験したところ、自己免疫疾患のあるネズミにのみ水銀中毒と思われる症状が見られ、脳にも変化が発見されたことです。

この研究論文と、関連する映像をいくつか集めて見ました。

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2005年09月16日

カトリーナ被害にあった自閉症児者と家族を支援する新団体

米国自閉症協会 (ASA)、国民自閉症協会 (NAA) など、自閉症関係者からなる19の団体が協力して新しい団体オーティズム・ケアズが活動を始めました。猛威をふるったハリケーン、カトリーナで被害にあった自閉症の人たちとその家族を支援するためです。



ネット上でも協力者を募集しています。避難所、移動手段、人材、物資、義援金、そのほかの提案など、下記の頁で問い合わせができます。



そのほか、この団体については以下の頁をご覧下さい。

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2005年09月15日

DAN!の水銀排出プロトコルについて

バーナード・リムランド先生は、Ph.Dを有する心理学者で、自閉症児の父親でもあり、自閉症の原因として専門家のあいだで主流だった冷蔵庫マザー説が根拠薄弱であることを証明し、米国自閉症協会 (ASA) の母体となる組織を設立し、ABAの普及につとめ、映画レインマンの製作にあたって助言するなど、自閉症研究と親たちの運動において大きな役割を果たしました。ヴィタミンB6の二重盲験も、否定的な論文より精密です。

DAN! (Defeat Autism Now!) は、リムランド先生の主催する研究会として、リムランド先生の人選による専門家を集めて議論させ、自閉症の生物医学的な側面に光を当ててきました。この運動も90年代のうちは素晴らしかったと思います。特に自閉症と消化器方面を通して、子供たちの困難を軽減できる方法を普及させた功績は大きいです。

ただし、2000年以降、キレーションや消化酵素に関して、親たちの意見を軽んじるようになり、迷走している印象が僕たちにはあります。特に、DAN!の水銀排出プロトコルは失敗だったと思っています。
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2005年09月14日

オンタリオ: ABAを求めて親たちがオタワで決起集会

米国に続いてカナダの親たちがABAによる早期集中介入を学校や自治体に要求し、各地で訴訟が起きています。オンタリオ州のばあい、自閉症児を対象にしたABAの対象が6歳まで、つまり6歳を過ぎると介入が中止されてしまうことに不満を持っている親たちが運動をしてきました。この問題に対する答えを見つけることを選挙公約の一つに掲げたドルトン・マギンティさんは当選し、今はオンタリオ州の首相ですが、選挙時の公約を実行していないと親たちは言います。

さらに親たちを怒らせている問題があります。オンタリオ州の最高裁は、6歳でABAが中止されるという州政府の方針に対して差別的だという判決を過去に出しているのですが、その判決に対して州政府は異議申し立てをしているのです。公約を果たさないどころか、それに逆行する姿勢を見せているというわけです。

このニュースが載ったのは、カナダのラジオ局が運営している頁です。

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2005年09月13日

グルタチオンについて

不適切な方法でキレーションを行ない、副作用に苦しむ人が出てきたせいかどうか分かりませんが、キレート剤よりマイルドな方法で水銀を解毒できないかと考え、いろいろな試みが日本でも米国でも行なわれています。その多くは水銀の排出に関して効果が無いか、中には水銀をかき回すだけで、キレート剤より危険な結果をもたらしかねない商品もあります。

グルタチオンも、マイルドな効果を期待して使われています。経口投与や皮膚に塗るタイプでは効果が見えないため、米国では静脈注射を行なうDAN!ドクターも出てきました。

中にはグルタチオンで肝臓の調子が良くなる子もいますが、多くのばあい、効果が無く、副作用に苦しんでいます。

米国のネット会議室では何度も議論されました。グルタチオンに関して、化学者のアンディ・カトラーさん (Ph.D.) によるコメントをいくつか紹介します。

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自閉症の時代: さらにNYタイムズ

リビー・ラップさんは、IOMのように権威ある機関が水銀と自閉症の関係を否定してもまだお子さんの自閉症が予防接種の水銀によって引き起こされたと主張している親の一人として『ニューヨク・タイムズ』の記事に登場しました。ただし、なぜリビーさんが頑なに水銀説を信じ続けるのか、その理由は全く書かれませんでした。リビーさんが無学で新聞も読めない狂信的な母親であるような印象を受ける記事でした。

UPIのダン・オムステッドさんは、このリビーさんに対して取材を行ない、リビーさんの言い分を紹介しています。

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2005年09月09日

ウェイクフィールド医師の金銭問題は濡れ衣?

『ランセット』に論文の掲載されたアンドリュー・ウェイクフィールド医師が実は訴訟団体から多額の資金をもらっていたこと、つまり論文の内容が金銭的な利益に影響する立場にあることを編集部に報告していなかったという容疑について2004年の『ランセット』に載った関連記事のいくつかを紹介しましたが、この騒ぎの震源地となった『サンデー・タイムズ』紙からウェイクフィールド医師に対して内容の訂正と撤回を伝える手紙が送られたようです。

2005年7月20日にワシントンDCで開かれた親たちの集会にウェイクフィールド医師が登場し、その撤回文を読み上げました。この日の様子を報告する写真と説明が、米国の親たちによって公開されています。リンクされた頁に並んでいる写真のうちで上から9・10・11・12段目です。

9段目 ウェイクフィールド医師が指折り数えて待っていた日。

10段目 『サンデータイムズ』からの撤回文を読み上げるウェイクフィールド医師と、それに聴き入るお母さん (キレーティングキッズ2というネット会議室のメンバー)。

11段目 「当紙は以下の点を明確にしたいと思います。事実としてウェイクフィールド医師の金銭的な利益に関しては何の問題もなく、当紙が容疑をかけたように個人的な金銭の授受によって研究を促されることもありませんでした」"We would like to make clear that there was in fact no conflict of interest nor was Dr. Wakefield personally paid to undertake the study as was alleged."

12段目 NAAニュージャージーのジェン・ブラウンさんと息子のカイル君がウェイクフィールド医師と記念撮影。



この日の集会は、水銀の入っていないワクチンを求めることと、水銀と自閉症に関する本格的な調査および情報開示を求めることが主眼の集会でした。勿論、MMRワクチンに水銀が入っているという意味でもないし、予防接種自体に反対しているわけでもありません。
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2005年09月08日

ASA (米国自閉症協会)、カトリーナ被害者への義援金を受付中

元祖の方の米国自閉症協会 (Autism Society of America) も、ハリケーン・カトリーナによって被害を受けた自閉症児・自閉症者・その家族への義援金を受け付けています。小切手を送ることもできるし、クレジット・カードによる振り込みもできます。

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2005年09月07日

ハリケーン・カトリーナで被害にあった自閉症児家族への支援活動

自閉症児は環境の変化が苦手です。自然災害で住居を失ったばあい、仮の住居で生活するにも特別な配慮が必要です。米国の自閉症児にはグルテンやカゼインを含む食品を完全に除去するGFCFダイエットをしている子も沢山おり、このダイエットをやめると症状が重くなります。こういった事情を考え、いくつかの親たちの団体が、今回のハリケーンによって被害に遭った自閉症児とその家族に対し、支援活動を始めました。

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