2005年08月30日

5歳の自閉症児、EDTA静脈注射によるキレーション中に死亡

EDTAというキレート剤を使ってキレーションをしていた自閉症の男の子が死亡したという記事がピッツバーグの新聞に載りました。

ロイ・E・ケリー博士という医師によって、ポーターズヴィルという町にあ Advanced Integrative Medicine Center [先進的集中医療センター] という代替医学系の治療を行なっている機関でキレーションを行なっており、そのオフィスで心臓が停止し、その場ですぐに心臓マッサージと人工呼吸が行なわれ、それを続けながら救急車で別の病院へ運ばれ、そこで死亡したそうです。

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posted by iRyota at 22:30| Comment(3) | TrackBack(1) | 重金属 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

こだわりの遺伝子と社交性の遺伝子は別?

ロンドン大学、実際には複数の大学の集まりですが、その一つであるキングズ・カレッジ・ロンドンで行なわれた調査の結果が新聞に載りました。

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2005年08月21日

親たちもNYタイムズに反論

沢山の権威ある団体が否定している自閉症水銀中毒説をまだ唱え続ける親たちを、無学で感情的・宗教的な集団として描いた『ニューヨーク・タイムズ』の記事に対して、親たちの団体の中でも代表的な存在であり、記事の中でも名前が出てきたセーフ・マインズ (SAFEMINDs) も、編集部宛に反論の手紙を出しました。この投書は掲載されていませんが、セーフ・マインズ自身のウェブでも公開されています。今回の記事は極端に偏向した報道だと主張しています。文章を書いたマーク・ブラックシルさんたちが強調しているのは以下の点です。

米国で自閉症は本当に激増している。
科学界で指導的立場にある機関や学会はこの激増を無視し続けている。
自閉症が激増してきた原因として、環境因子を調べることが必要。
エチル水銀は毒物であり、自閉症の一要因として検討する価値がある。
生物医学的な方法で、自閉症児の健康状態にしばしば改善が見られる。

マークさんたちは『ニューヨーク・タイムズ』の記者たちから電話やメールを介して何時間、何週間もの取材を受けました。その取材の多くは冷静なやりとりでしたが、直接会っての取材や実際に根拠としている学術論文などを見てほしかったマークさんたちに対して、記者たちは約束の時間・場所にあらわれませんでした。セーフマインズが資金を提供した行なわれた実験のデータなども無視され、予防接種に入っている水銀の量と自閉症の発症に関するデータも無視されました。

取材を受けた親たちが気づいたのは、担当した二人の記者のうち一人が、親たちの怒りの感情についてしつこく質問を続けたことです。取材を振り返ってみると、親たちの冷静で科学的な側面は消し去り、感情的な側面だけを浮き彫りにしたいという意図があきらかだとマークさんは言います。無学で感情的な親たちが医学界の権威に対してテロリストのような脅迫を続け、証明されていない療法で子どもたちを危険にさらしているというわけです。

実際のところ、マークさんたちは有名大学や大学院出身の、エリートと呼んでもさしつかえない人たちです。自閉症の増加について自分たちで調べた結果は、審査を通って専門誌にも掲載されています。

自閉症と遺伝の関連性について莫大な資金が費やされていますが、当事者や家族の役に立つ発見はさっぱり出てこないし、それに比べて臨床的な研究に交付される資金はこくわずかだと言っています。水銀との関係についても、実際に自閉症児が水銀中毒かどうかは調べようとせず、大がかりな総人口調査の結果のみで、いくつかの臨床的・生物学的な根拠を否定し続ける先生方の姿勢に満足できず、自分たちで研究しているのだと言っています。

http://www.safeminds.org/pressroom/press_releases/2005-06-27-SafeMinds-NYT-Public-Editor-letter.pdf
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2005年08月18日

ランセット論文をめぐって 1998

水銀とは別の経路で自閉症との関係が疑われているMMRワクチンについて基本的な復習をしておきます。この議論が注目されたのは、もともと正常な発達が見られていたのにMMRワクチンを接種してから退行し、自閉症と腸炎の症状が出てきたと親たちが主張している子どもたち12人の腸を調べ、その多くで独特な腸炎が発見されたという初期報告が、英国の超一流専門誌として知られる『ランセット』に掲載されたためです。

この論文で重要なのは、MMRワクチンが自閉症の原因だとは言っていないことです。このワクチンが自閉症の原因だと言っているわけではないと論文の中でも明記しているし、それ以外の場所でも主筆のアンドリュー・J・ウェイクフィールド医師はそのことを繰り返し主張しています。単に症状のあらわれた時期が予防接種のあとだったと言っているだけです。予防接種は必要だと繰り返し述べています。

この論文で強調されているもう一つの点は、自閉症児の消化器を調べることで、自閉症に関する新たな発見がなされる可能性や、消化器の治療によって自閉症状や発達の遅れにも軽減が期待できることです。

この論文、ネット上で公開されているのは要約だけですが、本文を読まないと、この議論自体を理解できないし、不正確な情報も数多く出回っています。

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posted by iRyota at 09:22| Comment(0) | TrackBack(0) | MMRワクチン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月14日

自閉症の時代: NYタイムズに反論

アーミッシュの自閉症について調べてきた新聞記者ダン・オムステッドさんは、ご自身の連載記事である "The Age of Autism" で『ニューヨーク・タイムズ』に対して反論しています。



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2005年08月11日

マーク・リーランドさんが歌う: 自閉症児の親の歌

カントリー歌手のマーク・リーランドさんは、友人のお子さんが自閉症です。そのかたと協力して、マークさんは親たちを応援する歌 "Missing Pieces" を作詞作曲しました。赤ちゃんが生まれた喜び、その赤ちゃんが段々と変わり、自閉症と宣告され、親としてできることを探し、自閉症の謎を解いていこうという内容です。子どもの生理と心理の謎をつきとめ、回復を目指す過程は、ジグソー・パズルの欠落を探し出す作業にたとえられています。


この歌の音声ファイルも視聴できます。


左側の下よりのところにある "A Letter from Mark" という箇所をクリックすると、マークさんの自己紹介と、この歌が出来たいきさつが簡単に紹介されます。マークさんが歌手としてキャリアを積む上で多大な支援をしてくれたティム・カルホーンさんと、お子さんのナサニエルさんのこと、ティムさんたちの努力でお子さんの症状が軽減されていることなどが書かれています。この歌による収益の半分は、自閉症児とその家族、そして自閉症の研究のために使われます。
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2005年08月10日

NYタイムズは水銀説に反対: 無学な親たち?

水銀と自閉症の関連性について調べ、ルポルタージュ Evidence of Harm [実害の根拠] を書籍として発表したデヴィッド・カービーさんは、長年『ニューヨーク・タイムズ』に記事を提供してきた作家・新聞記者です。(ただし専属記者ではありません。) 4月17日には、同紙にこの本の書評も載りました(Polly Morrice, "What Caused the Autism Epidemic?")。

ジェネレーション・レスキューは自閉症児のキレーションを薦める団体として『ニューヨーク・タイムズ』に大がかりな広告を載せました。

この様な記事や広告によって『ニューヨーク・タイムズ』が水銀説を支持しているかのような印象を人々に与えることを経営陣や編集部は好ましく思っていなかったらしく、6月25日、水銀説やキレーションを真っ向から否定する二つの記事が、編集部名義で載りました。

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posted by iRyota at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 重金属 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Autism2005 自閉症の国際的なネット会議は10/17から21

ユータ・フリス教授、サイモン・バロンコーエン教授、トニー・アトウッド教授、リタ・ジョーダン教授、アンソニー・ベイリー教授、ヘレン・テイガーフラスバーグ教授、ドナ・ウィリアムズ先生、ウェンディ・ローソン先生、ポール・シャトック先生、カール・ライヒェルト博士、セオ・ピーターズ博士、ジェラルディン・ドーソン博士、ディグビー・タンタム博士、フィオナ・スコット博士、トニー・チャーマン博士、マリアン・シグマン博士、パトリシア・ロディエ博士、レベッカ・ランダ博士、デニス・ドボー先生、ハーム・フィシュベイン先生、スティーブン・ショア先生など30人をこえる講演者を迎え、ネット会議が開催されます。

アスペルガー症候群、自閉症を取り巻く社会、さまざまな生物医学的方法、脳の研究、診断と発見を目指す教育、自閉症スペクトラム当事者の声、遺伝学、言語と自閉症、自閉症に関するその他の理論、その他のさまざまな療法、発症率、サヴァン症候群、個別の技能、さまざまな支援、成人自閉症者についてなどが話題にされる予定です。

下記の頁を開くと、登録用の画面があらわれますが、頁の下の方へスクロールしていくと、英文の情報を閲覧できます。


この会議を主催するのは、英連合王国の一翼をになうウェールズで自閉症者を支援している団体 Autism Cymru です。
posted by iRyota at 06:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月07日

FCを薦める教授の学部長就任に、56の学者が反対意見

Comission for Scientific Medicine and Mental Health [科学的な医療と精神保健を支援する委員会] 通称CSMMHという団体が、この8月4日、FCに対する否定的な意見を発表しました。これは、FCを米国に紹介し、FCの研究と普及活動の先頭に立ってきたシラキューズ大学のダグラス・ビクレン教授が、大学の教育学部長に就任したことを受けて行なわれました。


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posted by iRyota at 07:49| Comment(1) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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